立夏の頃におもう

カジです。1日のうちで1番好きな時間帯は何ですか?

私は、昼間の青空が夕焼けで赤く染まった後に、空がもう一度青くなる時間が好きです。特にだんだん暖かくなってきたこの時期に目にしますが感慨深いものがあります。




この時間なんですが、英語ではBlueMoment というらしいです。何となく意味がわかりますね。すてきな言葉です。

ブルーモーメント(英語表記:blue moment)は夜明け前と夕焼けの後のわずかな隙に訪れる、辺り一面が青い光に照らされてみえる現象。天気が良かった雲のほとんど無い、または全く無い空気の澄んだ日にだけ現れる。 (ブルーモーメント」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。2012年2月23日 (木) 03:27 )

じゃあ日本ではなんて言うのかなと調べてみたんですが、適当な言葉が見つかりません。黄昏?かなと思ったのですが、字としてはもう少し早い時間帯な気がしますし、ブルーモーメントよりは定義が広い言葉です。

イヌイットは雪を表す言葉を100ぐらい持っているという話を聞きます。彼らにとって雪は身近で命に関わる重要な存在だったのでしょう。逆に対象を表す言葉がないということは、存在しない、もしくは意味を持たなかったことになります。

日本には、このブルーモーメントが表す瞬間がすき!っていう人があまりいなかったのかもしれません。枕草子で「日入り果てて 風の音 虫の音など〜」のくだりはこの時間帯を歌ってる気もしますが、単語としては出てこないですね。

日本人が気付かない訳が無いと思うので、私が無知なだけかもしれません。誰か良い日本語を知っていたら教えてください。

立夏のころにそんなことを思いました。

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