大人の持ち物かくありなん

カジです。人にも地球にも優しくなりたいです。

先日30歳になりました。月日の過ぎるスピードが早くなってきたように感じます。穏やかな日々がそうさせるのでしょうか?

藤子・F・不二雄先生のSF短編集に「光陰」という話があります。この話の中で時間が経過する体感速度は、過去の時間の総和に比較されるという下りがあります。3歳の幼児にとって1年は人生の1/3ですが、30歳の私にとっては1/30。つまり私の1年は3歳の幼児の10倍のスピードですぎているという話です。

宝物である藤子先生のSF短編PERFECT版

「光陰」の1シーン

体感速度が速くなったからなのか、昔に比べてモノの寿命が短く感じるようになりました。靴であれば「え?もうぼろぼろになってきた、3年も使ってたっけ?3年なら仕方ないか・・・。」そんな感じです。3年も履いた気はしないのですけどね。

年を取ると自分の体感スピードは早くなるのに、モノが劣化するスピードは変化しません。なんか損をした気分です。

最近この損な気持ちを味合わないために、なるべく長く使えるものを買うようになりました。ただ長く使えるものは素材も作りもしっかりしているので、お値段が張ります。いわゆる大人の道具ですね。

大人が持つべき道具には、大人に見合う品質やスタイル以外にも、高速化した体感速度に耐えるため長期的に利用できる必要があるのかもしれません。

少しづつで良いので、一生使える道具を増やし、愛着をもって使っていこうと思います。


この時計は一生使うつもり。



藤子・F・不二雄SF短編PERFECT版 (3) (SF短編PERFECT版 3)
藤子・F・不二雄SF短編PERFECT版 (3) (SF短編PERFECT版 3)藤子・F・不二雄

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